2014年2月2日日曜日

プロローグ

 50歳を目前にして、この先何冊の本を読めるかを考え少し焦る。積ん読状態にしておいた本がたくさんあることをすっかり忘れていた感じ。今年はこのブログを書きながら本を読み進めたい。
 ソチ五輪がもうすぐ始まるが浅田真央選手はラフマニノフのピアノコンチェルトでトリプルアクセルを跳ぶだろう。前回のバンクーバー五輪では同じラフマニノフの『鐘』で惜しくも銀であったが、タラソワコーチが浅田選手に託した『鐘』への想いを懸命に表現しようとしている姿は感動的であった。彼女がスケート人生の集大成として臨むソチ五輪で、再びタラソワコーチの振り付けでラフマニノフを選んだことは彼女の思いの強さを感じさせる。そんな彼女に触発されて、私も読み残していたドストエフスキーを読むことにする。ラフマニノフを聴きながら『罪と罰』を読みロシア的なものを感じ取りたい。